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先日、岩手県民会館にてチェコに留学中の「エクトル・カルテット」の皆さんと、私の所属する弦楽アンサンブルのメンバーで、演奏交流会を行ってきました。(※現在はロックダウンにより一時帰国中。)
エクトル・カルテットのチェリスト、山口さんは岩手出身で、以前からオーケストラで共演し関わりがあったことから今回の企画が実現しました。(山口さん含め、カルテットの皆さん東京在住のため、直前にPCR検査を実施。陰性を確認後盛岡入りしました。)
エクトル・カルテットの皆さんは音大卒業後、昨年の10月からチェコに留学をされています。通常、留学は個人が多いのですが、「4人一緒にカルテット留学」というケースは、珍しいです。
去年の10月といえばヨーロッパは、まだまだコロナが猛威をふるっていた時期。様々な覚悟をもって渡航されたと思います。
余談になりますが、先日私のドイツの先生も、「ベルリンは、いまだロックダウンや制限がありプロオーケストラ活動もずっとストップしている。いま演奏できているのはベルリンフィルくらいだ。」と話されていました。
ベルリンフィルは以前から独自のオンライン配信コンテンツ “デジタルコンサートホール”なるものをを行ってきたので、コロナ禍でも切り替えて精力的に無観客・オンライン公演を全世界に配信しています。
~ いよいよ交流会へ ~
そもそも「よく、渡航できたね、、、!?大丈夫だった?」から話は始まり、演奏だけでなく現地での生活や、そこで学び感じた音楽体験を皆に共有をしてくれました。
せっかくなので、このブログを読んでくださっている皆さんにも一つ共有しますね◎
少し専門的なお話になりますが、「アンサンブルができている」の定義ですが、日本では各々の奏者が“個”として各自きちんと弾けていて、その上で全体のすり合わせのリハーサルを何回かできていれば、ある程度「アンサンブルしている」とみなされる場面は多いです。
が、ヨーロッパではそれは「合わせている」のであって、真に「合っている」とはいえないと、とてもシビアとのこと。
これは、丁寧にリハーサルを重ね、「合わせようと思わなくても合う」といった、呼吸をするように自然にアンサンブルできる状態を意味しますね◎
などなど、、、、音楽のディスカッションをしたり、6月に行う私達の弦楽アンサンブルのコンサートの演奏曲目「チャイコフスキーの弦楽セレナーデ」など一緒に演奏をして、たくさんの貴重なレクチャーと交流を頂きました。
今は演奏で交われる機会がどうしても減っていますが、こうして空間や時間を共有し、互いの音楽を交わらせ奏でることの素晴らしさを再確認することができました。
今後、コロナの収束状況を見て、生徒さんも交えてこのような機会をもっていきたいと思いました。
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